書籍詳細

『民事事実認定と立証活動 第II巻』

『民事事実認定と立証活動 第II巻』

加藤新太郎 編

第1章 立証活動としての証人尋問 解 題 1 はじめに 2 民事訴訟の手続構造と機能から見た人証の位置付け 3 人証と訴訟類型 4 弁護士から見た…

4571円(税別)

目次

『民事事実認定と立証活動 第II巻』

第1章 立証活動としての証人尋問

解 題
1 はじめに
2 民事訴訟の手続構造と機能から見た人証の位置付け
3 人証と訴訟類型
4 弁護士から見た人証の活用
5 証人尋問の研究について
6 尋問スキルのコア
7 補充尋問について
8 尋問スキルに関する文献
9 むすび
【尋問スキルに関する文献】

第2章 人証の証拠評価

解 題
1 はじめに
2 人証の証拠評価の前提ー偽証は見破ることができるか
(1)反対尋問における真偽判定
(2)補充尋問における真偽の判定
3 証人汚染の問題
4 人証の証拠評価に関するエピソード
5 人証の証拠評価に関する文献と判例
6 証拠評価のポイント
7 むすび
【人証の証拠評価に関する文献】
【人証の証拠評価に関する判例】

第3章 推論の構造ー事件のスジの内実は

解 題
1 はじめに
2 先行研究から見た事件のスジ
3 裁判官から見た事件のスジ
4 訴訟代理人から見た事件のスジ
5 事件のスジと弁論の全趣旨
6 むすび
【事件の「スジ」に関する参考文献】

第4章 契約類型に即応した事実認定ー保証契約・売買契約

解 題
1 はじめに
2 保証契約ー書面がない場合
3 保証契約ー書面のある場合
4 保証契約紛争事案についての検討
5 売買契約
6 売買契約の成否が問題になる類型
【契約類型に即応した事実認定に関する参考文献】
【参考裁判例ー覧】

第5章 契約類型に即応した事実認定
ー消費貸借契約・請負契約・代理権授与

解 題
1 はじめに
2 消費貸借契約
(1)金銭の授受が争われる類型
(2)授受された金銭の趣旨が争われる類型
(3)事実認定の考慮要素の整理
3 請負契約
(1)建築請負契約
(2)建築以外の請負契約
4 代理権の授与
5 裁判官アンケート・インタビューの紹介
6 契約の解釈と契約紛争における事実認定
7 むすび
【契約類型に即応した事実認定に関する参考文献】
【参考裁判例一覧ー消費貸借契約】

第6章 民事事実認定の現在と展望

解 題
1 はじめに
2 これまでの事実認定ー伝統的な事実認定手法に関する見解の整理
(1)簡単な事件と複雑な事件
(2)動かし難い事実,全体的・総合的な吟味
(3)研究会テーマとの関連
3 英米法との比較検討
4 事実認定をめぐる基盤・環境の変化
5 深い事実認定のために
(1)適正な事実認定のために着目すべき要因
(2)研究テーマとの関係
(3)裁判官による事実認定を前提とした適正化方策ー課題も視野に入れて
(4)弁護士の役割(再考)ー弁護士は何ができるか
6 むすび

初出一覧
事項索引
エピソード索引
判例索引